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なぜ動物看護士に国家資格がいままでなかったの??

先日、動物病院での出来事です。

お昼に一緒になった看護士と助手さんとたまたま話す機会があり、

「私たちは国家資格がないんですよ。」

これには、びっくり。

私たち療法士でさえ、国家資格があるのに動物看護士さんにはないのです。各学校で独自に卒業スタイルを持つようですが、あれだけ誠意を持って対応しているのを見ると正直驚きです。

むしろ、国家資格を持つ私たちのほうが見習うものが一杯ありました・・・。

でも、近いうちに国家資格化する可能性があることもいわれていたので、是非そうなって欲しいですね。


ところで、この病院では周辺の方々にだいぶリハビリのことが認知されてきたようで、慢性的な症例でレーザーのみを処方されていた犬を連れたオーナーが少しずつ来られるようになりました。

オーナーは、パートナーの状態が少しでもよくなって欲しいと思っているのですね。そうした感じが話しているうちに私の心を大きく動かしていきました。

最近色々な犬と接しているうちに、たとえ機材がなくとも、手で温度を伝えたり、身体を動かしてコミュニケーションをとっていった方が、どうも手ごたえがよいように感じてきました。

愛犬とアイコンタクトをすると信頼関係が築けるように、こうしたことも飼い主さん以上に信頼関係が大事だと思います。

一つ一つの接し方を犬は肌で感じています。こうしたやりとりは、場面ごとに緻密に計算していく必要性があります。その中で、犬も素直に自分を表現するのではないのでしょうか・・・?

犬種にとって不適応もある可能性があるプールの使用は、関節炎の症例に適するかもしれませんが、それでは泳ぐ脚を作ってしまいかねません。やらないといけないタイミングとやらなくてもいい時期を見極めないと、泳げばよくなると認知させられてしまう恐れがあります・・・・。

by kengou0820 | 2009-02-23 20:44 | トピックス