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自然療法③犬猫の感覚

今日は犬の感覚器について述べたいと思います。

彼らの体を触るということは、それだけ多くの感覚器官に触れているということになります。つまり、感覚を通して感覚を受け、それに対して効果器(筋肉など)が反応するわけです。

この感覚を理解することが一つ、犬に接するときに重要な情報となります。

①まずは、触覚。
これは、犬ではあまり発達していません。猫よりも発達していないそうです。
犬の肢のパッドは硬く、被毛は厚く、汗腺があるのは、肢のパッドのみということからも触れて感じようということはあまりないようです。また、ひげについては犬はそれに頼ることはあまりないです。

②聴覚ですが、これは非常に鋭く人や猫は足元にも及びません。人に聞けない音を聞いたり、9キロメートル先の音を人は聞き分けるのに対して、犬は40キロメートル離れたところの音を聞き分けます。耳介を動かすことで、正確に音を聞き分け、どこから出てきたかもわかるそうです。

③視覚については、彼らは色盲ではなく、明暗は区別しているようです。近眼で物を鮮明には捉えられませんので、たまに飼い主である私でも姿・形を変えると誰か違う人と誤って吠えることがあります。こうしたことからも、近眼で識別できず、形によって識別していますから、かすかな動きに対し俊敏です。

④嗅覚は一番大事としています。犬の嗅覚は人の40倍強く、犬の中でももっとも頼りとなる感覚器官です。特に空腹時は嗅覚が3倍になるそうです。犬は、人や状況の認知をほぼ鼻に頼っていて習慣的行為においても重要となります。

(考察)
私も臭いには気をつけているつもりですが、どうも彼らにはそれが通用しません・・・。
しかし、いい臭いにさせるには、むしろ鈍いといわれる触覚にどのように関わるかと考えます。
つまり、触り方一つでこれら感覚器官にも快適になるように考えられるはずです。

まずは、触って感じてもらうことで、それが快刺激になるようにしていきます。
人では、快刺激が継続されると、側坐核といわれる大脳辺縁系の部分が反応し、モチベーションの向上につながるといわれています。

犬にも同じ構造であるならば、そこに関われるはずです。それが、私という一人の人間に対し、敵ではない臭いと感じるかもしれないと考えます。

by kengou0820 | 2009-04-15 21:04