後肢麻痺の立つ練習の方法(ダックス・コーギー)
ようやく落ち着く時間がきました・・・。
ほっとする時間帯ですね。
今日は、臨床経験を踏まえ、ダックスなど後肢麻痺の子の立つ練習について考えてみたいと思います。
まずは、正常な犬(うちのウルです。)
後肢麻痺が起こっていると、上図のようにならず、地面に付いた脚が反応しません。
これは、伸筋突張という反射で、正常な反応では地面を必ず踏み直します。そこから横にステップを踏ませると速やかに踏みなおすことができます。これも、正常な反射であり、必ず起こらなければなりません。
まず、自分の犬が後肢に麻痺があるかを確認したければこの反射を見るとよいと思われます。
残っていれば回復する可能性があると仮説を立てられますし、反応がなければ速やかに獣医に確認ができます。
そして、リハビリでは上図のように脚の間に枕やクッションか飼い主さんの脚を入れると、コントロールがしやすくなります。
何もないと立てない犬も、立つための情報として何かを入れて活動させることが大事であると思います。
上図は、後肢麻痺ではありませんが、骨盤の位置が胸の高さよりも下がっています。
これを私は”ヒップ・ダウン”と呼んでいますが、この状態であると、骨盤帯において犬本来の4足獣としての役割がなくなり、少しずつ後肢の存在が薄くなってきます。
この状態が続くと、後ろ脚の筋肉はやせ細り、使うことができなくなるため関節もよい状態を維持することができず、短縮そして、長期間継続すると拘縮となり、リハビリでは改善することができず、外科的な処置が必要となります。
ですので、犬本来の骨盤の位置をできるだけ水平に保つことが、練習としては必要となります。
リハビリテーションでは、こうした立つ練習を通し、骨盤を正常な位置に保つことで、筋力だけでなく、身体感覚としての固有感覚(4つ脚で支えている感触が、後ろ足を自分の体の一部であると明確に認識する能力)を鍛えることにつながると思います。
もし、練習が必要な場合継続的に行ってあげましょう。そうすることで、自分らしさを忘れさせないことが大事なのです。
ほっとする時間帯ですね。
今日は、臨床経験を踏まえ、ダックスなど後肢麻痺の子の立つ練習について考えてみたいと思います。
まずは、正常な犬(うちのウルです。)
後肢麻痺が起こっていると、上図のようにならず、地面に付いた脚が反応しません。
これは、伸筋突張という反射で、正常な反応では地面を必ず踏み直します。そこから横にステップを踏ませると速やかに踏みなおすことができます。これも、正常な反射であり、必ず起こらなければなりません。
まず、自分の犬が後肢に麻痺があるかを確認したければこの反射を見るとよいと思われます。
残っていれば回復する可能性があると仮説を立てられますし、反応がなければ速やかに獣医に確認ができます。
そして、リハビリでは上図のように脚の間に枕やクッションか飼い主さんの脚を入れると、コントロールがしやすくなります。
何もないと立てない犬も、立つための情報として何かを入れて活動させることが大事であると思います。
上図は、後肢麻痺ではありませんが、骨盤の位置が胸の高さよりも下がっています。
これを私は”ヒップ・ダウン”と呼んでいますが、この状態であると、骨盤帯において犬本来の4足獣としての役割がなくなり、少しずつ後肢の存在が薄くなってきます。
この状態が続くと、後ろ脚の筋肉はやせ細り、使うことができなくなるため関節もよい状態を維持することができず、短縮そして、長期間継続すると拘縮となり、リハビリでは改善することができず、外科的な処置が必要となります。
ですので、犬本来の骨盤の位置をできるだけ水平に保つことが、練習としては必要となります。
リハビリテーションでは、こうした立つ練習を通し、骨盤を正常な位置に保つことで、筋力だけでなく、身体感覚としての固有感覚(4つ脚で支えている感触が、後ろ足を自分の体の一部であると明確に認識する能力)を鍛えることにつながると思います。
もし、練習が必要な場合継続的に行ってあげましょう。そうすることで、自分らしさを忘れさせないことが大事なのです。
by kengou0820 | 2009-06-28 22:04 | トピックス