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良かった!!

今日は朗報です。

約4ヶ月間(リハビリ施行回数:約15回前後)の間リハビリを行ってきた、ボーダーコリーのバース君が卒業間近となりました。

この子は先天性股関節脱臼という疾患を持つ子で、骨盤と大腿骨を結ぶ臼蓋という部分に障害があり、大腿骨が安定しないため、骨と骨が衝突しあい、磨耗を繰り返して痛みなどを引き起こす疾患です。

通常は、臼蓋という部分はしっかりと大腿骨を包むような構造になっており、足をぶん回しても外れたりしないのは、この中で収まった状態で動かすことができるからです。

その周辺は、筋・関節包など安定させるものが守っており、ハードな負荷がかかっても大丈夫な設計となっています。

ここに障害があったバース君は、お皿から大腿骨が外れた状態で歩くときは足を引きずっていました。

この子に対し、リハビリテーションを繰り返し行い、最近では可動時に外れなくなったので、獣医師にレントゲンの撮影を依頼しました。

すると・・・、

臼蓋部分と大腿骨の間は確かにまだ不安定な部分もあるようですが、動いても外れない事実から運動量をアップして様子を見てもよい状態になりました。016.gif

ですので、リハビリも頻度を減らし、やがて卒業に向かっていくでしょう。

これからの課題は、今後バース君に起こりそうなことを予測し、適切に指導を繰り返していくことでしょう。

そのための月1回のリハビリで、状態および経過観察です。

今後の日常生活でオーナーさんとうれしそうに走り回っている姿が、見えてきたバース君でした!!!003.gif

by kengou0820 | 2009-12-02 21:26 | リハビリテーション実践日記