問題点の抽出方法

今日はリハビリテーションの問題点の挙げ方について考えたいと思います。

リハビリテーションの原則は、障害の面から患者さんを捉え、その障害に応じた介入をすることであると考えています。

ですので、骨折しているからその部位だけを行うだけでなく、障害から波及した問題も解決することを指します。

例を挙げると、膝蓋骨を脱臼後、手術を行った症例を考えて見ましょう。

問題は膝蓋骨脱臼した膝関節にあることは間違いないのですが、次に起こる問題は、その周辺部位にも及びます。

これを二次的な障害といいますが、膝関節についている筋肉やその筋肉は股関節にも及びますし、体幹にも及んでいます。

つまりは、膝だけの問題では有り得ず、二次的に周辺部位の関節や筋肉の障害あるいは、そのことによる運動の制限が起こります。これらが、生活の質を落としたり、できてたことができなくなったりといった背景を生み出すのです。

リハビリテーションアプローチは、こうした障害部位だけでなく、周辺部位そして、それらが関連して起こしている日常生活動作への障害を改善あるいは、別の方法を考えていくことをいいます。

障害には3つのレベルがあります(ICIDHより抜粋)

1.機能障害
2.能力障害
3.社会的不利


があります。

機能障害は、麻痺や関節障害などを指し、
能力障害は、機能障害によって生じる個人レベルの障害であります
社会的不利は、社会・環境レベルの障害であります。

具体例を挙げると、ヘルニアにより麻痺した症例がいるとします。
麻痺による筋力低下・関節障害は機能障害で、
それにより立つことができなくなった、歩けなくなったというのは能力障害、
そして、それにより、近くの公園にいけなくなった、などが社会的不利といいます。

これらの問題に対し、リハビリテーションは展開されるわけです。

問診や実際に評価していくことで、問題点は、こうして出され、分類し、前回述べたように目標設定を行っていくわけです。次回は、リハビリテーションアプローチについて述べたいと思います。
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by kengou0820 | 2011-02-22 20:52 | トピックス