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リハビリテーションアプローチについて

リハビリテーションの中で重要なことがもう一つ挙げられます。

それは、チームアプローチです。

簡単にいうと、患者さんに対して掲げた目標に対して、様々な職種が専門性を駆使して到達するようにすることをいいます。

つまりは、それぞれの職種が専門的な力を発揮するべく知識と技術を持っておかなければなりませんし、環境が整っていないと達成できません。

私の環境では、Drが診察・診断及び処方箋の記入によって、リハビリテーション部に依頼し、リハビリテーション部が施行する。そして、その予約は助手さんが事細かに時間の設定やリハビリを行いやすい環境を整備していただいています。

こうしたチームアプローチがリハビリテーションの効果をあげることになります。

ですので、システム作りは非常に大事です。


そして、チームアプローチの中に取り入れたいことがあります。

それは、管理と言う概念です。

これには、私が月1回ほどしかこれない背景を考えると、オーナーさんや常勤の助手さんが関係します。

つまり、こうした接する時間が長い人がリハビリをするということは、今後リハビリテーションに必要なことであると思います。

よく、こういう経験があります。

「入院しているときはよかったんですけど、退院したら身体が固くなってしまったんですよね・・・。」

これには、自己管理という概念が不足しています。

つまり、自分で自分の体調を知ることで、何かしら不調を感じたときに対応できる術を教えられていれば、こういうことは少なくなる可能性があります。

ですので、話は戻りますが、私が見れない後の23時間をオーナーさんや他の関われる方にお願いするのです。

こうした、対応により2つの利点が得られました。

①オーナーさん自身が自分のパートナーのことを良く理解できるようになった。
②頻繁にリハビリに行かなくても、確認のために来ていただくだけなので、コスト削減が達成できた。

この二つです。

実は、必要以上にコストをかけなくても、オーナーさんが管理すればよいという症例にいくつも出会いました。そう考えると、今実際に行われているリハビリテーションも、工夫と知恵により、家庭で実践したほうが都合よくいい場合もあります。もちろん、その子の性格により、来たほうがいい場合もありますが・・・。

こうしたチームアプローチは何も専門職のみでなく、オーナーさんなど患者さんを取り巻く環境そのものもリハビリテーションに取り組まれるべきなのです。

by kengou0820 | 2011-03-03 19:37 | トピックス