筋力低下?それとも??

>一つ質問。神経性の筋力の低下などアンバランスが起きている場合、筋トレで神経の退行はいくらかでも抑えられるものですか?トレーニングは筋の退行を抑えるもの?神経のほうまでは分からない?

この症例を含め、色々と考えていく必要性がありますが、まずは一般論。

通常、支えられない・上手く動かせないなどの症状が見られるときに考えるのは、筋緊張です。

筋緊張は前にブログにアップしました。では、筋力とは??

実は、筋緊張と筋力は一体化しています。筋力を示すものは、脊髄レベルでのことで、それ以上から脊髄を調整しているのは脳であり、この過程が筋緊張の役割です。

つまり、筋緊張が明確であるからこそ、筋力を発揮できる状態であるといえます。

では、筋緊張に必要なのは・・・?

皮膚や筋の可動性・長さや神経系の調整力が問われます。

ダックスで考えて見ましょう。

ヘルニアで障害が起こるのは、主に脊髄です。障害により脊髄の中で上手く機能できなくなると、脳からの色々と構成された指令が出されても、脊髄ではその情報を処理しきれません。

通常では、その指令にあわせ、力を変えていきます。そして、課題に向かって最適な運動を作り上げ、脊髄でそれを実行します。

実行できなければ、おそらく、脳では指令を変えざるを得ません。これができないのであれば、こうしようとかプランを挙げていきます。そして、ダックスではやっとできました。前足で過剰に頑張ることです。

こうして、前足で頑張っていくことが増強されていくとどうなるでしょう??

こうなると、後足は機能しなくなりますから、筋緊張は使われなくなります。そうすると、調整する必要性のない筋肉は力を失い、使う感覚も失っていきます。これが、いわゆる筋力低下です。

ですので、姿勢の影響を受けますから、腰が落ちた姿勢などが継続されることで、筋力の低下が作り出されるのです。


大事なポイントとしてトレーニングを行うことは、神経系を強化する上で必要なことですが、

1.姿勢の影響によりアンバランスとなり、得意・不得意な使われ方が継続されているため(筋緊張のアンバランス)、筋力が低下し張りのない状態になっている部分、逆に過剰に力を抜けられないぐらい張りを高めている部分、おおよそこの二つに分けられます。

2.ですので、このアンバランスが作り出しているものを調整し、筋力強化を行うことが重要です。
例えば、後ろ足の運動を行うとき、ハムストリングスを使うときに、膝を曲げる運動を前面の筋(大腿四頭筋)が妨げていたとしたら、これは調整するターゲットとなります。そうしないと、ハムストリングスが働く機会を失わせているからです。つまり、筋力を発揮できません。

3.筋トレは、神経の退行を抑えることはできますが、しかし、適切な運動を誘導していないと、逆に過剰な筋肉の活動を強める結果となります。

まとめとしては、筋緊張の調整を行う(つまり姿勢の調整を見る)筋力が増強されていく(退行を抑えられる)これをみるポイントとしては、できなかったことが増えてきたというのは、材料の一つです。

つまり、できない動作を行えるということは、筋緊張の調整力が向上しているといえますので、筋力の幅をしっかりと使えているといえます。この状態のときは、神経系を強化しているでしょう。

できてたことができなくなったというのが、退行といえるかもしれませんね。
[PR]

by kengou0820 | 2011-03-17 23:11 | リクエストコーナー