CPGs(脊髄に組み込まれたパターンジェネレーター)

 時に、介助のときに意識しているというCPGsについて今日は触れてみたいと思います。これは非常に難しく、私も感覚的にしか捉えていませんが、犬の介助を考える上で非常に重要と思われます。ただし、これは人間の神経生理学の中で書かれている範囲でもあり、全てが適用する可能性はあるとはいえません。

 脊髄には歩行の基本パターンの発生に関与するパターンジェネレーターがあります。

 動物の一肢は、CPG内における独自のネットワークをもつと同時に、同時に個々のネットワークのカップリングで四肢間の協調性を作っています。人間では、これらが組み込まれたパターンとして発生します。歩くだけでなく、呼吸や物に手を伸ばす動作にもあるそうです。
 
 これは猫において述べられていた文献です。

中脳歩行誘発野(MLR)    
 ①中脳の四丘体間離断の除脳ネコは、トレッドミルの速さを変えるとゆっくりとした歩行からトロットやギャラップをする。上丘の上端から乳頭体の吻側で切断したネコでは、自発的なステップをみる。 しかし乳頭体の後方で切断するとステップは起こらない。除脳ネコで中脳移動運動領域は持続的な放電を起こし、ステッピングの開始をする。
 小脳は脊髄のCPGおよび末梢の各種感覚器からの情報を歩行中絶えず受け、同時に脳幹の諸核のニューロンを介して脊髄内の介在ニューロンおよび運動ニューロンを修飾している。

 中脳・小脳にCPGsを刺激するポイントがあるようです。皮膚・筋・腱からの固有受容器から受ける情報も、歩行にいちやくかっていることからも、やはり筋や腱の状態を整えることは大事ですし、立つ練習も平衡感覚・重量感覚を筋・腱に伝え、それが動けることへのきっかけとなると思われます。

 こうした理由から、立つことだけでも、その情報が身体感覚を統合するきっかけとなり、筋などにいい影響を与える可能性があることが考えられます。プール療法や、トレッドミル(その場で連続して動く電動歩行器)なんかを活用することは、こうしたCPGsの発火を促進し、脊髄機能に何らかの影響をもたらす可能性がありますね。

 
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by kengou0820 | 2008-03-11 23:09 | トピックス