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犬との接し方

 犬へ接するときは様々な方法があるとは思います。その時々で、応じて変えていく必要性があると思いますが、いくつか私のポイントを書きたいと思います。

①初めて接するケースの場合
 まずは触れるかということです。詳しく言うと触らしてもらえる状態であるかということです。私が担当しているケースでは、あまり初回から触らしてくれなかった犬はいませんが、その中でも従順的な子我がままに陥りやすい子とありそうです。
 
 気をつけるのは後者のケースで、その日上手くいっても、次回は上手くいかないことがあります。それだけ、犬の中枢神経系は素直であることが伺えました。要は、いいものはいい、悪いものは悪いとはっきり分けて人間の行動を見ているということです。
 
 先日初介助を行ったナナちゃんは、飼い主さんにも触らせないほど神経質な一面を持っているとの飼い主様から情報を得ていましたので、私はいきなり触らず、彼女の行動をよく見ました。

 落ち着く表情が出るまで、それほど時間はかかりませんでしたが、彼女が落ち着く姿勢に留まるのを待ち、触り始めました。
 
 触り方は、皮膚レベル筋レベル という判断でしたが、まずは皮膚レベルから選択、擦るようにゆっくりと全身をなでることから始めました。それから問題としている痛みのある筋レベルへと移行し、ストレスがかからない・心地よく感じる程度の圧・触刺激を心がけアプローチしていきます。

 ここでは、落ち着く姿勢はあるか?ということと、触れるレベルをなでるのか?掴むのか?もむのか? といったその子の今の状態に合わせて変えることです。大体この辺りが上手くいけば、スムーズに介助が進むことが私自身経験することができました。上手くいったときの、落ち着いた表情は、見ている飼い主様も驚くことがあります。
 
 これからも、このようにして接していきますが、更にいいものを目指して、できるだけ最短のルートで介助が進み、身体機能が改善されていくことを願っています。

by kengou0820 | 2008-03-31 20:31 | トピックス