久しぶりなので、3症例を検討します。
今日は休みを取り、少しリラックスムードでした
昨日はpaoくん、ナナちゃん、今日はまめちゃんとなかなかの忙しさでした。
久しぶりなので、ゆっくりと解説していきたいと思います。
●1)まずは、paoくん。
先週より、屋外での歩く練習を加えました。pao君は運動失調症がありますので、ハーネスを使って、身体をコントロールする必要があります。
主に、左へ傾いて倒れる要素が主で、一旦崩れると修正がほとんどできない(これを筋出力のエラーと捉えています)状態です。
ですので、こちらがコントロールする場合は、左側を少し持ち上げて崩れないようにしました。これにより、少しでもリズミカルに歩くようにします。
また、バランスの練習では、左側へ崩した身体を基に戻す(立ち直り反応といいますが、今はこの用語はあまり使わないようです)ことを繰り返し、pao君のバランスを促通していきました。
前半30分は関節をしっかり動かし、後の30分は出来る限り、本人の気が向くままに歩かせることにしました。高齢ですので、十分な配慮はもちろんしていますが・・・・。
少しばかり自分でも歩くことに、興味と楽しさ、そして上手くいかないもどかしさを感じているようです。この経験により、また行動面に変化が出ることを期待しています。
●2)ナナちゃんは、身体が弱ってきたのか、あまり動こうとしません。かなり衰弱している様子ですが、ご飯は一杯食べるとのことで、少し複雑な思いで介助をしています。
関節を十分に動かし、脊柱周辺の筋肉には軽くモビライズを加えていくと、おしっこやウンチに行きます。
やはり、身体が軽くなると動きたくなるのは、ヒトと同じようでして少しでもこのあたりに関われれば、私としてもいいですし、飼い主さんもそれ以上のことは望んでいないようです。
ただし、暑い時期に差しかかるのが、心配です。冷えすぎても、熱すぎても難しいと思われますので、体調管理・維持がナナちゃんにとって大きな課題となりそうです。
●3)まめくんは、右脚の状態が格段によくなってきたのを、私自身も感じました。
犬自身も以前より、集中する場面が増えました。ただし、一旦スイッチが入ると、かなりわがままな一面もみせるため、今日は少々しつけもさせていただきました。(飼い主さんが見ている前でです。)
筋肉の短縮をとる時間が、介助を通し少しずつ少なくなってきましたので、いよいよ促通をメインに行なえるように、介助方法を変更です。
肉球の柔軟性を整え、刺激ポイントに刺激を加えていきました。
全く反応のなかった左脚も今日は、一度だけピクッと反応しました。
これぞ、犬の潜在能力!!
ありえないことが起こるから楽しみが増えるのであって、犬自身の表情もそれなりに変わるのを確認することが出来ました。
これで、三回目となりますが、脚の状態は本当に変化が感じられます。
立つ姿勢は、私一人でもかなり修正できるようになりましたので、これからは少し介助にも変化をつける必要があります。
両方とも膝と足関節の修正は、かなり必要ですのでもう少し筋膜などを意識した練習が必要になると思われます。
昨日はpaoくん、ナナちゃん、今日はまめちゃんとなかなかの忙しさでした。
久しぶりなので、ゆっくりと解説していきたいと思います。
●1)まずは、paoくん。
先週より、屋外での歩く練習を加えました。pao君は運動失調症がありますので、ハーネスを使って、身体をコントロールする必要があります。
主に、左へ傾いて倒れる要素が主で、一旦崩れると修正がほとんどできない(これを筋出力のエラーと捉えています)状態です。
ですので、こちらがコントロールする場合は、左側を少し持ち上げて崩れないようにしました。これにより、少しでもリズミカルに歩くようにします。
また、バランスの練習では、左側へ崩した身体を基に戻す(立ち直り反応といいますが、今はこの用語はあまり使わないようです)ことを繰り返し、pao君のバランスを促通していきました。
前半30分は関節をしっかり動かし、後の30分は出来る限り、本人の気が向くままに歩かせることにしました。高齢ですので、十分な配慮はもちろんしていますが・・・・。
少しばかり自分でも歩くことに、興味と楽しさ、そして上手くいかないもどかしさを感じているようです。この経験により、また行動面に変化が出ることを期待しています。
●2)ナナちゃんは、身体が弱ってきたのか、あまり動こうとしません。かなり衰弱している様子ですが、ご飯は一杯食べるとのことで、少し複雑な思いで介助をしています。
関節を十分に動かし、脊柱周辺の筋肉には軽くモビライズを加えていくと、おしっこやウンチに行きます。
やはり、身体が軽くなると動きたくなるのは、ヒトと同じようでして少しでもこのあたりに関われれば、私としてもいいですし、飼い主さんもそれ以上のことは望んでいないようです。
ただし、暑い時期に差しかかるのが、心配です。冷えすぎても、熱すぎても難しいと思われますので、体調管理・維持がナナちゃんにとって大きな課題となりそうです。
●3)まめくんは、右脚の状態が格段によくなってきたのを、私自身も感じました。
犬自身も以前より、集中する場面が増えました。ただし、一旦スイッチが入ると、かなりわがままな一面もみせるため、今日は少々しつけもさせていただきました。(飼い主さんが見ている前でです。)
筋肉の短縮をとる時間が、介助を通し少しずつ少なくなってきましたので、いよいよ促通をメインに行なえるように、介助方法を変更です。
肉球の柔軟性を整え、刺激ポイントに刺激を加えていきました。
全く反応のなかった左脚も今日は、一度だけピクッと反応しました。
これぞ、犬の潜在能力!!
ありえないことが起こるから楽しみが増えるのであって、犬自身の表情もそれなりに変わるのを確認することが出来ました。
これで、三回目となりますが、脚の状態は本当に変化が感じられます。
立つ姿勢は、私一人でもかなり修正できるようになりましたので、これからは少し介助にも変化をつける必要があります。
両方とも膝と足関節の修正は、かなり必要ですのでもう少し筋膜などを意識した練習が必要になると思われます。
by kengou0820 | 2008-07-04 22:26 | リハビリテーション実践日記