やはり脊髄損傷後は回復する可能性を持っている!?

常日頃から神経系に携わるものとして、日々色々な情報を得ることは大事ではありますが、実際は中々時間がとれず、その中で奮闘しています。

今日は、その中でも、ダックスなど脊髄系の疾患について調べたことを記載したいと思います。

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まずは、この図を見てください(あるサイトから参考文献として抜粋させていただきました)。簡単ではありますが、ヒトデの形をしたものがニューロン(神経)で、これらが分化して、シナプスを形成します。これが、ネットワークとなって神経回路網となり、効果器である筋肉に伝わり、運動が起こります。

脊髄損傷では、これができなくなるので、筋肉は動かなくなります。しかし、日頃の診療で脊髄損傷の人を理学療法を行っていると、刺激に対して動く場面があります。それも、何かに反応したかのように・・・。それは、持続はしませんが、単発的にでも収縮を起こすことはあったのです。

ニューロンなどが分化していくためには、神経幹細胞という細胞の働きが必要になるそうです。近年では、この細胞を移植することで、再回復を図っている実験があるそうです。

その中で、リハビリテーションの目的は、信号の選別性を持つことにあると思います。

つまり、たくさん出来たコンセント(ニューロン;神経)を、その部分が動くためだけのコンセントを選択し、一度できたコンセントと電源を常にonできるように、刺激を入れることです。

これを活動依存的な選別過程の存在といっています。リハビリテーションでは、期待されている分野ですし、私自身、脊髄系の疾患を持つ人・犬問わず、考慮する必要があります。

これが、関節のみを動かすことの無意味さを述べている理由です。ただ動かすだけでは、これらの神経系に対して、刺激を与えていない可能性があるからです。

私が、今行なっているのは刺激と、刺激によって反応が見られた部位に電気刺激を加えることで、これらの回復過程をイメージすることが大事であると思われます。
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by kengou0820 | 2008-11-04 22:25