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すえきくんではなく、みきちゃんでした・・・。(><)

今日はみきちゃん(末輝と書くようです・・・。)の初介助。写真は撮れませんでしたが、次回はとりたいと思います。

みきちゃんの経過は非常に長く後肢はくの字に変形し、感覚刺激に対して反応がまったくない状態でした。

このようなケースを見たのは初めてです。関節の状態は最も厄介といわれている拘縮レベル。これについては、以前のブログ記事に書いてありますので、参照してください。

この状態に対して、私はとまどいを感じましたが、すぐに方針が浮かび上がりました。

「歩くのに時間がかかったり、または、歩けないかもしれないが、この子なりの納得のいく感触を得てもらおう。それから、目標が広がるのであれば、そのときがチャンスである。」

と思ったのです。

改善しないとならない及び、考案したプログラムは・・・、

①筋肉の短縮を改善し、いい状態を確保することで、筋出力を発揮しやすい状態にすること。

②それから、関節を動かすこと

③立位訓練では、膝支持位で行い、股関節~体幹部の働きを高めること

を目標としました。

まずは、筋及び関節の状態を変えなければなりません。

それからが勝負であると思います。
筋肉は、使わなくなると長さが短くなり、やがて動く幅を失います。
ましてや、自分で動かすことの出来ない症例に対しては、この過程が急速に進行し、関節の動きが悪くなると、どんどん変形しやがて関節自体も動かなくなります。

これが拘縮です。一旦この状態になると、かなりの期間の治療が必要となり、人間の例では延長術など手術を施行する場合もあります。

かなりの長期戦となりそうですが、飼い主さんにはやはり希望を持ってもらいたいと思っています。

私自身も彼女の状態に負けてはならないと思っています。
これからも、全人的にかかわっていきたいと思います。

by kengou0820 | 2008-11-30 22:05 | リハビリテーション実践日記