押しつけている!?

小児リハビリテーションの中で私が大事にしていること。

それは、当然ながら・・・


経験するはずの経験をしていないこと。


どういうことか?

運動経験・感覚体験など、発達を通じていくはずの経験をしていないということです。

指をしゃぶるなどの行動もしないことが多いとのことで、これは、この行為によって組み立てられる身体図式(身体の感覚)が形成されていない可能性が高いと言えます。

まあ、指をしゃぶるだけではなく、色々な行為そのものが身体の統一感を形成していると言えます。

簡単に言うとバラバラな状態で動いているとしたら、その統一感のない身体で様々な経験をしようと頑張っているのです。

この状態で、「右足を動かして!!」「もっと足を前に出して!!」

なんて声かけしたらどうでしょう??

私は、やりとりした感じだと、そうした経験さえ乏しいのに、そんなこと言われても、どうしていいのか分からないのが正直だと思います。

つい、自分の当たり前の感覚で、相手に要求しているのです。(押しつけているのです。)

相手は、それでも応えようとしますが、混乱をきたし、過剰な動きにつながったりして、効率性はありません。


こうならないためにも当然ながら、相手がどんな感覚に陥っているのだろう??って、やりとりします。

そうすると、自分の身体の感覚が変わってきた子供というのは、動くことを避けなくなります。
(もちろん、それでも助けるということは行いますが・・・)

こうした積極性は脳を活性化させると思います。

この時期は、自分で!!って子供自身が思えるような展開を作ってあげることが非常に大事なんじゃないかな?って思いました。
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by kengou0820 | 2012-06-27 19:39 | 小児リハビリテーション