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無駄吠え

 愛犬が無駄吠えで悩んでいるかたっていませんか?私も困っていますが、こういう行動にいたるには必ず原因があると思います。何でもそうですが、その行動に至るまでに背景があって現在に至っていると考えています。

【無駄吠えの原因】
犬が無駄吠えをする状況や心理は色々ありますが、無駄吠えの原因を一言で言うと
「無駄吠えをすることと不快が結びついていない」&「無駄吠えをやめることと快が結びついていない」という 飼い主の側のしつけ不足が根本的な原因です。
してほしい行動と快、してほしくない行動と不快を結び付けて覚えさせるのが無駄吠えをしつけ直す際には必要となります。

無駄吠えを直す~基本方針

無駄吠えを直すしつけに際して、飼い主はまず以下のことを念頭に置きます。
(してほしい行動)
吠えることが不必要な状況や望ましくない状況でおとなしくしていること

(してほしくない行動)
吠えることが不必要な状況や望ましくない状況で吠えること

 してほしい行動と快(賞)、してほしくない行動と不快(罰)を結びつけるのがしつけの基本であり、前者を正の強化(陽性強化)、後者を負の強化(陰性強化)と呼びます。

(正の強化~陽性強化)
「吠えることが不必要な状況や望ましくない状況でおとなしくしてた」瞬間に快(賞)を与える
(負の強化~陰性強化)
「吠えることが不必要な状況や望ましくない状況で吠えた」瞬間に不快(罰)を与える

 無駄吠えをしつけ直す際は陽性強化、陰性強化の両方が効果的です。 なぜなら「気になる音がした⇒興奮して吠えた⇒大きな物音で不快感を与えた」という形で負の強化をしたとしましょう。 この時犬は「興奮して吠えた(無駄吠えした)⇒不快な大きな音がした」という解釈をするでしょう。この解釈は上記した負の強化(陰性強化)の目的に適っていますので、犬を無駄吠えをしつけ直す際は陰性強化も採用してよいと思います。
 無駄吠えをしつけ直す際は、無駄吠えした瞬間に罰を与える「負の強化」をメイントレーニング、無駄吠えをやめておとなしくなった瞬間に賞を与える「正の強化」をサブトレーニングとして進めていきます。

 基本的に犬は飼い主に喜んでもらおうと思って行動している場合が多いようですが、時には罰と思わせるように飼い主が行動することも必要なんですね。

 この場合、その瞬間に行わないと難しい面もありますが、やる価値はありそうです。

 

by kengou0820 | 2007-12-02 20:11