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後肢と前肢の関係

 犬の歩容には様々な種類があるそうです。

 全てを紹介することはできませんが、速足(trot)・駆け足(canter)・しゅう歩(gallop)というものがあるそうです。

 犬の異常歩行を見分けるためには、trotが一番見分けやすいそうです。皆様も、愛犬に異常がある可能性を感じた場合は、見てみてください。

 正常犬の歩容とは、後肢から始まり、同側の前肢へと移行していき、反対側の後肢→前肢の順に協調性をもって動いていくそうです。

 つまり、後肢が動くことが、前肢を駆動させるように考えられます。

 しかし、脊柱病変により後肢が動けない犬はどうなのでしょう?

 これは仮説にしか過ぎないですが、やはり病前に一度は経験した足の動きが、脊髄のCPGsに組み込まれているのでは??と思います。なので、前に動くことさえ出来れば、車椅子の子でも後肢に刺激を与え、動いているのでは?と思うんです。

 これに気づいたのは、ナナちゃんを前足だけで歩かせたことからでした。徐々に後足が協調的に動いていく様子が観察されていきました。

 そして現在は写真にもあるように、歩いているときは後足がスタスタ交互に動いているのであります。

 ちょっと考えすぎかもしれませんが、こうして勉強していくと理解しやすいので、あくまで仮説ですから少しずつ考えていければと思います。

by kengou0820 | 2008-03-02 21:23