中枢神経系損傷後の機能回復(脊髄損傷)

 脊髄損傷や脳梗塞などの中枢神経障害後に、リハビリテーションによって、運動機能が回復する症例が多く見られます。

 このような機能回復は、残存している神経回路が失った神経回路の機能を代償することによるといわれています。

 脊髄損傷では、切断されて消失した機能は、切断された経路がその役割を担っていたということであり、また、切断しても残っている機能は、残された経路がその役割を担っていることになります。

 また、回復する機能は残された経路において可塑的(回復)な変化あるいは、活動状態の変化が起こり、切断された経路の機能を代償することを意味していると考えられます。

(解釈)
 脊髄損傷になったとしても、損傷されていない経路が残存している場合は、その後回復する可能性があるということが考えられます。また、文献の話ではありますが、脊髄損傷の多くは全損ではなく、損傷されていない経路が残存しているケースが多いそうで、これが、症例の介助により、この残存している経路を何らかの形で活用できたことが、徐々に機能の向上を導いていったことの裏づけとなるのではと考えられます。

 そして、何年も経過した症例において、立っても歩けない・変化がないといっても、可能性を持っていることがいえるのではと考えています。
 こうした症例では、感覚的にも経験が不足してきますので、その場面に適応しようとする身体の使い方(いわゆる代償)から、筋肉が劣ったりするのではと思います。
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by kengou0820 | 2008-03-04 22:23 | トピックス