paoくんの介助実施「ついに活路を見出した!!」

 今回のpaoくんの関わりに際し、私は大きなことに気づき、また今まで気づけなかったことに対して反省をしました。

 まずは、いつものエクササイズをしていました。

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 立たせる練習と関節可動域訓練を繰り返していくうちに、いよいよ歩行訓練へ・・・。

 思ったように歩くことが出来ず、しかも、今日のpaoくんは機嫌がよろしくないのか、暴れて集中しないことが多く見られ、私も困っていました。

 そこで、本人が思うような動きはどんなものだろうと考えながら、ハンドリングをしていると思わぬ反応が・・・!!

 駆け足のように走ろうとしているのが、私の手の中で少し感じましたので、少し援助してみるとなんと左足までそのリズムを刻もうと動かしているではありませんか・・・!!

 飼い主さんに聞いてみると病前はこのように動いていたとのこと。

 なるほど、paoくんはこのように動いていたから、運動のイメージが身体全体にできていたんだと私は思いました。

 どういうことかというと、私たちが新しいこと(再学習も含む)をするときは、今までの経験をまずは引き出して学習します。そこから修正過程が入って、新しい動きへと変化を遂げると思うのです。

 paoくんは、ゆっくり行なう練習よりも、今まで動いていた自分の方法がインプット→アウトプットされやすく、それが私の手に感じたのです。

 この瞬間から私は方針を切り替えました。paoくんがやりたい動きをさせれば、いい方向に向かえると思ったのです。これからは、paoくんが動くまで関わっていこうと思います。

 そして、このことを飼い主さんに伝え、自主訓練も指導しました。

 個性を確認してあげることの重要性を改めて感じました。この手で行なう私の介助は、トレッドミルやプール療法のような機械的なものではなく、新たな方向性を導く可能性があるものであると思ったのです。

 ただし、決してトレッドミルやプールが悪いというのではなく、最終的にはこういったものへの移行が重要になりますし、その橋渡しのような役目になることが目標です。 

 次回が本当に楽しみです。皆様も自身の障害犬に対し、個性を重視した見方をしてみてください。
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by kengou0820 | 2008-05-09 22:17 | リハビリテーション実践日記