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ケンタ君の脚、踏み直りが見られる!

今日は、仕事が休みだったのですが、あいにくの雨で外出は避け、料理を作ってゆっくりとしていたところです。

昨日、まめちゃんとケンタ君が来られたので、報告したいと思います。

まめちゃん

久しぶりに来たので、そのせいか分かりませんが、かなりの暴れっぷり・・・。002.gif
最初は、落ち着く場面を模索しながら、徐々に仰向けに寝かせて行きました。

前脚のモビライゼーションを施行していくと、脚が緩むのと同時に落ち着き始めたので、後脚をしっかりと刺激しながら動かしていきました。

それから少し持ち上げ体幹への刺激を続け、その後脚を耳まで持っていき、掻く動作を誘導すると、自分でその脚を確認するようになってきました。

これも、日常自分の犬を観察することによって編み出された、本能を引き出すための準備でしょうか・・・。

小児を治療していると、こうしたやりとりが必要になってきます。子供も犬と同じように嫌なことは行動面ではっきりあらわしますし、行動面を引き出すには、できるだけ興味を引いたりして行動面をコントロールしていかなければなりません。

本能というか、こうした行動が実現できるようにアプローチしていくと、不思議と落ち着いたり、言うことを聞くようになったりします。まめちゃんも、少しずつではありましたが、いつもの集中する子に戻ってきました。

それから立つ練習や後肢を動かして、歩くための準備を行い、今日は終了です。関節の状態は右足では床に接して、下肢全体が収縮を起こす場面もでてきていますので、何となくではありますが、三肢歩行などもイメージできるようになって来ました。

後は、彼自身がどれくらい後脚を意識する行動を起こすかではないかと考えます。


ケンタ君

ケンタ君は初回時よりも、後脚の反応がますますよくなり、この日は立った時に、後ろ足で一瞬ではありましたが、少し自分の力で立つことに成功しました。

格段に後脚の反応がよくなり、踏み直り反応も右足では顕著となりました。

踏み直り反応とは、例えば脚を着いたときにその着いたときの床面の情報に合わせて、支え直したりすることです。でこぼこしているところでは踏ん張りなおしたり、角があるところでは角に合わせて脚の踏ん張る角度を変えたりします。

ケンタ君はこれが可能になってきました。つまり、後脚が変化に対応して修正していることが考えられます。経験の話ではありますが、これが出現すると、後肢に注目することが多くなったり、立たせても支えるチャンスが多くなったり、後脚が日常生活にかかわる場面が増えているような気がします。

ケンタ君は歩けることがもしかしたら可能になるかもしれません・・・。

しかし、私自身もう一度、、ケンタ君にどんな要素が必要か、何をやらなければならないか考える必要があります。

歩けることを願って頑張りたいと思います。
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by kengou0820 | 2008-09-29 16:35 | リハビリテーション実践日記

ケンタ君の脚の反応が・・・。新発見!!

今日で三回目。

ケンタ君は、体幹~下肢にかけて萎縮していて、反応もこれまではあまり見られませんでしたが、今日は踏み直り反応が見られるなど、刺激に対する反応もアップしてきました。

体幹の強化に関して言えば、最近取り入れているのが仰向けに寝かせることです。
私は、先日亡くなったナナちゃんの介助をヒントに仰向けという姿勢に関して、考えてみました。

ウル・ラブなどを観察していると、彼らは寝ているときの姿勢はほとんど仰向けです。同様にナナちゃんも仰向けに寝かせると、呼吸が落ち着き安心して寝ている姿を確認しました。
この時、どうも仰向けに寝かせることが何かにつながると思ったのです。

仰向けという姿勢は安定性には欠けますが、体幹特に腹筋をよく使うことに気づき、その姿勢から寝返りを打たせたり、起こしたりすることで腹筋の活動を得られることができました。

ケンタ君は最初かなり暴れていましたが、おやつなどで動作を誘導していくと、前脚だけでなく、後脚の反応も見られるようになったのです。
これが全て良いとは限りませんが、その後の座位練習や立位でのバランス練習では、後肢に支持するような反応も見られたのです。

これについては、データの収集を行なって検証していく必要性はありそうですが、今まで行動面をコントロールできず、ハイドロばかりを考えていた私にとって、何らかのきっかけになりそうです。

ケンタ君やまめちゃんを通じ、頑張ってリハビリを続けていこうと思います。
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by kengou0820 | 2008-09-21 01:52 | リハビリテーション実践日記

9月に入って・・・。

 皆様こんばんわ。長らく更新が出来ない状態でしたが、今日は何とかこうしてPCの前に落ち着くことができました。更新できない間、多くの方に来ていただきまして本当に感謝の気持ちで一杯です。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

 さて、9月に入り、私の身の回りで大きな出来事がありました。

 一つは、獣医師さんとの連携を得ることができまして、研修を通して犬の治療現場を見ることができるようになったことです。
 病院名は明かせませんが、CTやX線などの画像診断もその場で行い確認できるので、いつも触れるだけの私にとって、大きな経験となりました。
 実際にイメージしながら介助が出来るということは、今後の私にとって大きな財産となりそうです。
 月1回は研修に伺うことになりましたので、1回1回目標や確認事項を持って獣医師の先生と連携をとり続けたいと思います。
 皆様も、何か知りたいことなどがありましたら、掲示板にでもメッセージを残してください。可能な限り先生に質問をして、回答したいと思います。


 もう一つは、昨日ですがラブラドールのナナちゃんが亡くなりました。13歳という年齢で人間に例えると96歳だとか・・・。8月17日に介助を行なった後は、ほとんど寝たきり状態となり、呼吸介助や仰向けで手足の運動などを行い、できるだけ体力が落ちないように努めましたが、ダメでした。
 よく頑張ったと思いますが、私にとって関わった症例が亡くなるのは、初めての経験だったので、飼い主さんにどう言葉をかけたらよいものか分かりませんでした。
 高齢犬の介助も経験しましたし、ベッドに寝ているときのポジションニングや寝ている姿勢での呼吸への影響など多くのことを学ぶことが出来ました。
 ナナちゃんの死を無駄にしないためにも、この経験を多くの障害犬に応用して行きたいですね。

 そして、先週より埼玉から柴犬のケンタ君が来られるようになりました。
 ケンタ君の脚の状態は非常に良く、様々ないい反応も確認できたので、今後が楽しみです。
 また、介助風景の写真を今週から撮りたいと思います。そうすることで多くの方に役立っていただければ幸いです。
 詳細につきましては、また後日ご報告させていただきます。
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by kengou0820 | 2008-09-13 20:45 | トピックス